まずお詫びから。
MDPの広島の監督?
いや、それは僕の責任ではあるけど、MDPはレッズの発行・編集物だから僕が個人的に謝ると、おかしなことになる。HP上、MDP次号などで、クラブの名でお詫びしているので、それ以上のことは逆に越権になってしまう。もちろん責任は痛感しているし、今後二度とないような体制と決意を新たにしたところだ。
更新の遅れ?
いや、それは毎度のことだから…、では済まされないけど、みなさんわかってくれてると。でも気がついたら前回は8月24日だから1ヵ月近く未更新だった訳で、本当に申し訳ないです。今年に入って38週で34回更新だから、だいぶ借金がたまっているなあ。
で本当のお詫びは、#075で募集した「うち明けクイズ」。J1ホーム350点目は誰が決める?というクイズの出題のときに、「現在、レッズがJ1で挙げているゴールは通算627点です。650ゴールまであと23点。でもこれではやや中途半端でMDPのクイズにはしにくいから、趣向を変えてこっちに持ってきました。さて問題」とやって、ホーム350点目を問題にしたのだけれど、実はレッズのJ1通算ゴールは広島戦の山田で693点。完全に計算違いだったようです。なんでこうなったか調べてみたけどわかりません。今回数えたら簡単に693になった(だって昨年までの通算647に、今の46を足すだけだから)。ホーム350点目が新潟戦のワシントンというのは変わらないけれど、間違った情報を流してしまったことを深くお詫びします。次号のMDP287号で「700号クイズ」が出題されているので、それを見て「あれ?」と思う人がいないよう事前に報告しておきます。そちらの応募はメール不可ですからよろしく。
さて本題。
今季のレッズは、来年のACLもにらみながら、昨年の反省から、ケガとか出場停止などいろんなアクシデントがあってもチームの力を落とさないように、ということでトップクラスの選手を増やした。何度も言われていることだが、全員がコンディション百パーセントなら人数だけでなく本当にちゃんと2チーム組めてしまうのだから、ぜいたくと言えばぜいたくだ。
でも、攻撃の選手は誰かがケガで離脱している時期があった。達也、ワシントン、ポンテ。この3人が万全になり、しかも啓太もケガから復帰。出場停止は誰もいない。これでスタメン予想してみろ、という方が無理だ。一応、明日のMDPには予想メンバーが載っているけど、当たらなくても仕方ないから。言い訳しとくのが本題じゃない。中断後の7月19日から広島戦までの11試合、前線の3人ないし4人の顔ぶれとポジションを書き出してみる。DHはディフェンシブ・ハーフ、MFはトップ下としておく。
7/19 |
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DH啓太・伸二 |
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MF山田・永井 |
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FW達也 |
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A |
7/22 |
DH啓太・長谷部 |
MF伸二・山田 |
FW達也 |
B |
7/26 |
DH啓太・長谷部 |
MF伸二・永井 |
FW達也 |
C |
7/29 |
DH啓太・長谷部 |
MF伸二・山田 |
FW達也 |
B |
8/12 |
DH啓太・長谷部 |
MF伸二・永井 |
FW達也 |
C |
8/19 |
DH啓太・長谷部 |
MF伸二 |
FW達也・ワシ |
D |
8/23 |
DH啓太・長谷部 |
MF伸二 |
FW達也・ワシ |
D |
8/26 |
DH啓太・長谷部 |
MF伸二 |
FW達也・永井 |
E |
8/30 |
DH啓太・長谷部 |
MF伸二 |
FW達也・ワシ |
D |
9/10 |
DH長谷部・酒井 |
MF山田 |
FW永井・ワシ |
F |
9/16 |
DH長谷部・酒井 |
MF伸二 |
FW達也・永井 |
G |
11試合で7通りの布陣があった。一番多かったのが、「DH啓太・長谷部 MF伸二 FW達也・ワシ」のパターンで3回だ。顔ぶれはそれほど変わらないが、1トップか2トップか、FWにワシントンがいるかいないか、DHに啓太がいるかいないか。こういう違いで、サッカーのやり方も変わってくるはずだ。誰が出ても同じ、というが個性まで同じではないのだから。たとえばこの11試合、すべて2トップで固定され、顔ぶれも3通りくらいだったら、もっと90分通していい形ができる試合が増えていたのではないかと思うのだ。
最近、面白い時間帯が長く続かない、という指摘は当たっていると思うが、みんな技術が高いからイケイケのときはほっといても良い攻撃ができるが、ちょっと止まったときに、どうやって流れを引き戻すか、というところで時間がかかる。それはメンバーの顔ぶれが固定されていない、ということも理由にあるのではないか、と思う。
それでも何とか2位にいるのは、守備陣が固定されていることが大きい。昨年も23節で24失点と少ない方だったが、今季は同じ時期で18失点。失点が少ないのは守備陣だけの手柄じゃないとは言え、闘莉王、坪井、堀之内の3バックにDH啓太。昨年からこの組み合わせで何試合戦ってきただろう。この信頼関係とお互いの理解度はハンパじゃない。だからホリも呼びなよ、オシムさん。
こう言うと、じゃあ選手層は厚くない方がいいのか、と言われそうだがそんなことはない。攻撃陣の組み合わせによって、どういう攻め方があるか、もう浸透してきたはず。ワシントンと達也の2トップのときは、こういうやり方がベストだけど、ワシントンにガチガチ付かれたときはこうすればいい、とかね。
上記の11試合には先発していないが、ポンテも今後絡んでくるから、またバリエーションは増える。選択肢が増えることは悪いことではないけれど、大威張りで「すごいだろ」と言っていればいいもんでもない。誰々が出られないから可哀そう、てなレベルの話ではなく、新しい顔ぶれでの戦い方がオートマチックにできるようになるにはまた少し時間がかかるかもしれないからだ。でも不安ではない。そんなに長い時間が必要だとは思わないし、たくさんの点が取れない間は失点の少なさでカバーしてくれると思っているから。
MDPの予想メンバーを書くのは大変だけど。 |