MDP特別号発行、優勝パレード、サポーター望年会、そしてアウォーズが終わって、ようやく2006Jリーグに自分なりの一区切りがついた。
望年会であいさつしたとき、小声しか出なかった。不覚にも大きな声を出すと涙も一緒に出てしまいそうだったからだ。
この望年会は94年からずっと続けている(97年だけは飛ばした)。99年にレッズがJ2に降格したときも、02年に福田のレッズ最後の試合になってしまった天皇杯初戦で負けた直後(その日の夜!)もやった。そんなときでもみんな集まってくれた。それを思い出したのがいけなかった。
たぶん、もう泣くことはないだろう。どんなときでも応援してきたからこそ、今年がある。悔しかったことや悲しかったことの積み重ねの上に今年の優勝がある。過去をふり返るのはもうおしまいでいい。
明日も試合がある。今年最後の埼スタ。ということは、ギドにとって最後の(将来はわからないけど)の埼スタ、ということになる。
ホームゲームではないけれど、05年の9月24日以来、天皇杯、ナビスコ杯、プレシーズンマッチを含め、先日の福岡戦まで、埼スタでは25試合負けていない。この強さは来年に向けて持ち越さなければいけないと思う。天皇杯3年連続ベスト4進出がかかる大事な試合でもあるが、それ以上に来季も相手チームに「埼スタは嫌だなあ」と思わせることが重要だ。当の相手、ジュビロも03年から4試合連続して埼スタでは負け続けているのだから、リーグでも天皇杯でも「埼スタではレッズに勝てない」という苦手意識をしっかり染み込ませて返したいものだ。
リーグ優勝という大事業を成し遂げて、選手たちの気持ちが切れているとは思わない。疲れが出ているとは思うが、優勝の喜びを知った人間は精神的に強くなる。何よりも彼らは戦士だ。明日はヤマハスタジアムでの敗戦の借りをきっちり返してくれるはずだ。 |