さいしんレポート 2023
MINI DISCLOSURE
ミニディスクロージャー誌 兼 業務報告書

「5つのつなぐ」で持続可能な地域に

平素は埼玉縣信用金庫に格別のご愛顧とお引き立てを賜り、厚くお礼申しあげます。
こちらでは、当金庫の経営内容や活動実績をご報告いたします。
今年度より、新たな中期経営計画「経営計画(2023-2025)~5つのつなぐ~」を始動させました。「想い」「まち」「販路」「事業」「知財」
という5つの分野を当金庫がつないでいくことで地域の持続可能性を支え、地域に貢献することを目指します。その基盤として、多様かつ活力ある職員が活躍できる環境の整備や個の力を引き出す組織風土を醸成し、デジタル技術を活用した業務再構築などに取り組み、「人財基盤」と「経営基盤」の構築を進めてまいります。
「5つのつなぐ」の実践が地域の繁栄につながるよう、当金庫はこれからも地域の皆さまと共に歩みます。
引き続き、当金庫へのご支援をよろしくお願い申しあげます。

池田 啓一

「5つのつなぐ」で
持続可能な地域に

会長 橋本 義昭、理事長 池田 啓一 会長 橋本 義昭、理事長 池田 啓一
平素は埼玉縣信用金庫に格別のご愛顧とお引き立てを賜り、厚くお礼申しあげます。
こちらでは、当金庫の経営内容や活動実績をご報告いたします。
今年度より、新たな中期経営計画「経営計画(2023-2025)~5つのつなぐ~」を始動させました。「想い」「まち」「販路」「事業」「知財」という5つの分野を当金庫がつないでいくことで地域の持続可能性を支え、地域に貢献することを目指します。その基盤として、多様かつ活力ある職員が活躍できる環境の整備や個の力を引き出す組織風土を醸成し、デジタル技術を活用した業務再構築などに取り組み、「人財基盤」と「経営基盤」の構築を進めてまいります。
「5つのつなぐ」の実践が地域の繁栄につながるよう、当金庫はこれからも地域の皆さまと共に歩みます。
引き続き、当金庫へのご支援をよろしくお願い申しあげます。

池田 啓一

当金庫の概要はこちら

経営計画(2023-2025)
~5つのつなぐ~

「想い」「まち」「販路」「事業」「知財」という5つの分野を、
当金庫がつないでいくことで、地域の持続可能性を支えてまいります。

経営計画(2023-2025)~5つのつなぐ~

5つの「つなぐ」の意図および具体的施策

5つの「つなぐ」
「想い」

安心して将来に備えたい、その想いをつなぐ
相続対策、不動産マッチング支援
「まち」

地域住民、事業者、来訪者をまちでつなぐ
創業支援、自治体コンサルティング、
さいしんまちづくりファンド(空き店舗対策)
「販路」

ビジネスチャンスをつなぐ
ビジネスフェア、ビジネスマッチング、
地域商社機能、ブランディング支援、
しんきん圏央道アライアンス
「事業」

事業をつなぐ 若手経営者の人脈をつなぐ
事業承継、M&A、若手経営塾、
再生支援(シンジケートローン)
「知財」

産・学・官をつなぐ
持続可能な社会を将来の世代につなぐ
再生可能エネルギー(地域脱炭素)、
知財活用支援、国・自治体の支援機関、
補助金支援、ソリューション提供

2022年度のトピックス

「さいしん まちづくりファンド」
第4号、第5号投資を実施

一般財団法人民間都市開発推進機構との共同出資により設立した当ファンドは、出資・社債取得を通じて、埼玉県内の中心市街地の活性化や歴史的建造物の保全を支援しております。
2022年度は5月にさいたま市岩槻区の企業へ、11月には小川町の企業へ、それぞれ第4号、5号となる投資を行いました。

「さいしん まちづくりファンド」 第4号、第5号投資を実施

さいたま市岩槻区にある築100年超の古民家を改装し、ベーグル店「MIYATAYA BAGEL」を開業。(第4号投資)

「さいしん まちづくりファンド」 第4号、第5号投資を実施

小川町にある3つの宿泊施設をまとめ「小川まちやど」として運営。写真は築80年ほどの古民家を改装した宿「ツキ」。(第5号投資)

さいしん まちづくりファンドの
投資対象エリア

さいしん まちづくりファンドの投資対象エリア さいしん まちづくりファンドの投資対象エリア

「中心市街地の空き店舗を活用した賑わいの創出」を
目的とする地域

  • ①さいたま市大宮区

    大宮駅東口周辺のウォーカブルなまちづくりを推進するエリアおよびその周辺

    大宮区エリアイメージ大宮区エリアイメージ

  • ②さいたま市岩槻区

    岩槻まちづくりマスタープラン対象区域の東武野田線の岩槻駅東口地区およびその周辺

    岩槻区エリアイメージ岩槻区エリアイメージ

  • ③草加市

    東武スカイツリーラインの草加駅、新田駅、獨協大学前駅および谷塚駅を中心としたエリアおよびその周辺

    草加市エリアイメージ草加市エリアイメージ

  • ④越谷市

    中心市街地活性化基本計画で中心市街地と定められた越ヶ谷地区およびその周辺

    越谷市エリアイメージ越谷市エリアイメージ

  • ⑤熊谷市

    星川シンボルロードを中心とした、JR熊谷駅周辺地域およびその周辺

    熊谷市エリアイメージ熊谷市エリアイメージ

  • ⑥北本市

    JR北本駅中心の半径500m圏内の中心市街地、UR都市機構北本団地およびその周辺

    北本市エリアイメージ北本市エリアイメージ

「歴史的建造物等の保全と魅力の向上」を目的とする地域

  • ⑦川越市

    川越市歴史的風致維持向上計画で定められている重点区域およびその周辺

    川越市エリアイメージ川越市エリアイメージ

  • ⑧小川町

    景観モデル地区を中心とするエリアおよびその周辺

    小川町エリアイメージ小川町エリアイメージ

これまでの投資事例

第1号投資 2021年1月

施設名:百足屋むかでや

所在地:埼玉県川越市松江町
投資金額:800万円(社債の引受)
日本伝統文化の体験教室、カフェ、
お茶や折り紙等の販売、貸スペースを運営

施設名:百足屋

第2号投資 2021年2月

施設名:ChaToraチャトラCo.Toraコトラ

所在地:埼玉県さいたま市岩槻区本町
投資金額:500万円(社債の引受)
ChaToraではカレーや紅茶をメインとしたカフェ、
Co.Toraではシェアオフィスを運営

施設名:ChaTora、Co.Tora

第3号投資 2022年3月

施設名:ハムハウス

所在地:埼玉県さいたま市大宮区高鼻町
投資金額:300万円(社債の引受)
Bibli(ビブリ)*内にて1棚1オーナー制の
図書館、アンテナショップやシェアキッチンを運営
*「旧大宮図書館」をリノベーションした商業施設

施設名:ハムハウス

埼玉県北部エリア創業起業セミナー
「エリアコミュニティで起業しよう!」を開催

埼玉県北部エリアにおけるまちづくりや創業支援を目的に、7月~10月まで全5回、座学と拠点見学を組み合わせた実践的なセミナーを開催しました。
エリアコミュニティとして地域の賑わい創出に向け動き出している熊谷・本庄・行田・羽生の各エリアや、先進事例である栃木県宇都宮市「もみじ通り」を見学しました。受講生から創業案件も生まれています。

埼玉県北部エリア創業起業セミナー「エリアコミュニティで起業しよう!」を開催

第2回セミナーの講義は「旧本庄商業銀行煉瓦倉庫」(本庄市)で行われました。

ケアラー・ヤングケアラー
支援の取組み

当金庫とさいしん福祉財団は2022年7月、埼玉県、埼玉県社会福祉協議会と「ケアラーを支援するための協働に関する連携協定」を締結しました。ケアラー・ヤングケアラーについての啓発活動や、ヤングケアラーの支援のため「さいしんSDGs私募債」などを通じた「こども食堂・未来応援基金」への寄附を実施しております。
埼玉県の「ケアラー月間」である11月には、当金庫が作成した「ケアラー月間促進缶バッジ」を全役職員が着用し、主要店舗でディスプレイを展示するなど、啓発活動を実施しました。

ケアラー・ヤングケアラー支援の取組み

《さいしん》特産品オンライン
ショップ ~ すい ~を開催

2021年度よりコロナ禍における飲食業者や食品事業者の販路拡大、新たな販売チャネルへの進出(デジタル変革《DX》)、ブランディング支援を目的としてオンラインショップを継続して開設しております。2022年度は夏季・冬季の2回開催し、延べ199の事業者(新規89事業者)さまに出品いただき、4,064個の商品を販売いたしました。

今年も《さいしん》は応援していきます。
ただいま第5弾を開催中!

【開催期間】2023年6月1日~8月31日

https://www.saishin-mall.com

「あのね、が言える距離にいる」
信用金庫を目指して

“役職員一人ひとりが「地域で一番の聞き上手になろう」”という決意のもと、2017年より『《さいしん》の聞き上手宣言!』を展開しております。
2022年11月からは次のステップとして「あのね、」をキーワードに新たな広告展開を開始しました。テレビ、ラジオ、店頭や駅サイネージに加え、シネアドやYouTubeでCM動画やポスターを展開しております。「あのね、が言える距離にいる」信用金庫を目指し、これからも皆さまと共に歩んでまいります。

ぜひ一度ご覧ください。

https://www.saishin.co.jp/anone/index.html

「あのね、が言える距離にいる」信用金庫を目指して

業績ハイライト2023年3月期

預金積金

2023年3月期

31,566億円

2022年3月期

31,124億円

前期比

442億円

貸出金

2023年3月期

18,429億円

2022年3月期

18,194億円

前期比

234億円

預かり資産

2023年3月期

3,062億円

2022年3月期

3,181億円

前期比

118億円

業務純益

2023年3月期

46.0億円

2022年3月期

61.6億円

前期比

15.5億円

コア業務純益
(投資信託解約損益を除く)

2023年3月期

66.4億円

2022年3月期

62.9億円

前期比

3.5億円

当期純利益

2023年3月期

26.6億円

2022年3月期

44.2億円

前期比

17.5億円

自己資本比率

2023年3月期

9.28

2022年3月期

8.78

前期比

0.50pt

不良債権比率

2023年3月期

1.70

2022年3月期

1.66

前期比

0.04pt

※単位未満切捨てのため、差額は一致しません。