Interview 03

得意先業務の仕事

2015年 新卒入庫
伊谷 燎RYO ITANI
※所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです。
日々の業務
大切なことはスピード、誠意、元気

渉外担当として、定例訪問のお客さまを中心に法人・個人の区分けなく課題解決のお手伝いをしています。定期的に訪問することで、日々変化するお客さまの悩みや課題にスピード感をもって臨めること。そして、多彩なソリューションラインナップからサービスをご提供できることも《さいしん》の強みです。また、新規お取引先の開拓も重要な業務です。現在所属している店舗は、《さいしん》にとって新天地でもあるため、まず当金庫の説明から始める必要があります。ごあいさつからお互いの理解を深めて、心を開いていただくまでが難しく、最も苦労するところです。話を聞いてくださっても、すぐにお取引に繋がるわけではありません。それでも、決算書などお客さまの事業に関する情報をいただければ、悩みごとや課題の解決に貢献できることもあります。埼玉県全域を結ぶネットワークによるビジネスマッチングなど、《さいしん》ならではの強みを最大限に活かして、お客さまからのご依頼にお応えする。そのためにスピード感と誠意に加えて、常に元気よく応対するようにしています。

仕事のやりがい
お客さまに寄り添い、支えていく仕事の喜び

私が担当しているエリアでは製本業に関わる中小企業が多く、それぞれのお客さまが断裁や綴じなど一つの工程に特化しているのが特徴です。製本業について知る前は、紙を切ったり折ったりと、一つの工程だけで億単位の売上げになるとは思っていなかったため、大変驚きました。こうした出版業界のシステムを配属されて初めて知ったように、地域のお客さまを通じて新たな知識や発見、気付きを得られることが得意先業務の面白さです。さまざまな業種の経営者の方々から現場の最前線のお話しを聞いて、ニュースになる前に業界のトレンドを知ることも多く、自分自身の学びと成長に繋がっています。私が初めて新規開拓した法人のお客さまは、企業への融資だけではなく、ビジネスマッチングのお手伝いや経営者個人の方への住宅ローンにも発展しました。決算書から数字を読み取るだけでなく、お客さま自身に興味をもって接していると、自然と心を開いていただけるように感じます。そして、より深い情報を教えていただくことにより、本業以外の悩みや課題解決もサポートができ、より強固な信頼関係に繋がると考えています。お客さまに寄り添い、きめ細やかなサポートができることに、この仕事のやりがいがあります。

これからの目標
お客さまとともに成長するために挑戦を続ける

私が《さいしん》への入庫を決心したのは、努力や挑戦する姿勢を評価してもらえる風土があると感じたからです。金融機関に絞って就職活動していましたが、成果第一主義の会社もあれば、固い雰囲気の会社もありました。《さいしん》は自分自身にとってバランスよく、目標に向けて頑張れると思ったことが入庫の決め手です。その印象は今も変わりません。現在は、法人の新規開拓に重点を置いて活動していますが、研修や休暇取得等により店舗内の職員が手薄な場合には、他業務をサポートすることもあります。普段メインとしている業務とは異なるため、大変なこともありますが、さまざまな仕事を経験することは、将来部下をもった際のマネジメントにも役立つでしょうし、何より職員間連携の強化にも繋がっているため、前向きに取り組んでいます。今後の目標は、金庫内に限らずリレーションシップを構築していくことです。例えば今、私が担当しているお客さまに、軽トラやバンをキッチンカーに改造して移動販売する企業の方がいらっしゃいます。急成長されていることもあり、埼玉県内だけでなく、他企業と連携することで、全国規模の販路拡大に取り組んでいます。お客さまの成長とともに、私自身と《さいしん》も成長を実感できるように、日々新しい挑戦を続けていきます。

ある1日のスケジュール

8:30 出勤/スケジュール確認、ミーティング
9:00 新規先への訪問営業
12:00 帰店、事務処理/昼食
13:00 定例先への訪問営業
16:00 帰店、事務処理/翌日の準備
17:10 事務処理後に退勤

先輩職員からのメッセージ

月並みな言葉ですが伊谷さんは「支店を引っ張っていく職員」です。実績面はもちろん、事務面も規範となっています。また、背中で語るではなく、自身の経験や成功体験を他の職員と共有し、互いに成長できる環境を作ってくれています。例えば、金融商品で新しく取扱いが 開始されたものがあれば率先して調べ、お客さまへ積極的に情報提供を行い、支店第1号案件として仕上げ、その事例を共有してくれています。

小松﨑 良 2009年入庫