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Weps うち明け話 #1028

7月10日?(2020年6月4日)

 

 Jリーグの新日程は6月15日(月)発表とか。

 5月29日(金)に日程も発表されるかなと期待しつつ、もし発表するとしたらJリーグ事務局は相当苦労するだろうな、と思っていた。

 

 ファン・サポーターにとって、当面はほとんどの人が行けない試合なのだから、早めに交通機関やホテルを押さえるという、いつもの開幕前の準備は必要ないが、日程が発表されれば間違いなく「Jリーグ再開」の現実味が増す。

 相手のチーム名を見て、いろいろなことを考えながら、カレンダーに赤(ホーム)と青(アウェイ)と黒(ニュートラル)で試合予定を書き込むときの気持ちは何とも言えない。今季はその作業が2回目になる(あまりうれしくないが)。

 

 ただ、全部の試合日程を決めるというのは、前年のシーズンが終わって各カテゴリーのチームが確定してから1か月以上の時間をかけて何とかまとめているものだろうから、半月の間に整理をつけるのは無理だろう。なので29日には「J1は7月4日に再開する」ということに加え「感染予防対策に万全を尽くす」などを表明して、日程は15日に発表ということになった。妥当な話だ。

 

 ただ驚いたのは、その後「7月10日(金)から制限付き入場に移行したい」という話が出ていることだ。無観客試合を2節(4~5日と8日か?)やっただけで、もう観客を入れるということか。

 村井チェアマンが「無観客試合は最後の手段」と何度も繰り返しており、できるだけその期間は短くしたいということだろうけど、7月いっぱいくらいは無観客で行い、それで大きな問題が発生しなかったら次の準備をし、8月中下旬から制限入場になる感じかな、と僕は勝手に予想していた。

 

 5月29日といえば、緊急事態宣言が多くの府県で前倒し解除されてから、さらに残った道都県でも解除になった直後で、その根拠でもある感染者数が減っていたころだったから、「無観客試合は最後の手段」という考え方や、各クラブの経営状況もあって「7月10日から観客を入れる」という流れになったのかもしれない。実際、この一週間、テレビを見ても自粛ムードはだいぶ薄くなっている感じだった。

 

 しかし、その後また感染者が増えている地域がある。状況に一喜一憂して振り回されてはいけないが、状況を把握することは大事だ。明日5日(金)、またJリーグの記者会見があるから何らかの発表があるだろう。

 

 いずれにしても、J1の再開まで1か月となった。先週書いたように、無観客での再開でファン・サポーターは何ができるのか。制限入場の中ではどうか。通常開催の復活に向けて我々がやれることはあるのか。みんなでアイデアを出そう、とだけ言っている時期ではなくなってきた。

 

 近々、試しに何かやるかもしれない。

 

(文:清尾 淳)