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Weps うち明け話 #1218
沖縄キャンプ13日午後の印象(2025年1月14日)
埼玉県出身者が、浦和レッズの今季登録日本人選手の半数を超えた。
というと何かの議決権みたいだが、別にそれとは関係ない。
実は、今までアカデミー出身選手の割合を気にしたことはあったが、埼玉県出身選手の数を気にしたことはなかった。おそらく、感覚的にそれほど多いと感じていなかったからだろう。それが今季一気に増えた感じがしたので数えてみた。
現在のところ10人の新戦力がいて、移籍による加入が4人、期限付き移籍からの復帰が4人、新人が2人だが、移籍加入のうち松本泰志、長倉幹樹、金子拓郎の3選手が埼玉県出身。期限付き移籍からの復帰のうち髙橋利樹、荻原拓也、早川隼平の3人が埼玉県出身。そして新人のうち照内利和が埼玉県出身。10人のうちなんと7人が埼玉県出身なのだ。
これに、原口元気、渡邊凌磨、関根貴大、松尾佑介、安居海渡、前田直輝、吉田舜の7人を合わせて14人となった。30人の登録選手のうち4人が外国籍選手だから日本人選手は26人。
半数以上が埼玉県出身選手だからって強くなるかと言えば、そんなことはないと思う。
ただ、選手の出身地域やその近くに住んでいるファン・サポーターはうれしいだろうし、応援してくれる人が増えるかもしれない。それが総合的にプラスの方向に行くことは十分ありうる。もちろん移籍してきた選手本人も、新天地が自分の生れ育った県だというのは、より頑張りがいがあるだろう。今季の成績によっては、メディアからそのことが注目されるかもしれない。
今のところ、これぐらいしか言えないが、今季のチーム構成の特徴として頭に入れた。
昨日、1月13日から沖縄キャンプに来ている。
比べることは難しいが、昨年のキャンプより活気があるような気がしている。午後練習の際に感じたことなのだが、聞こえてくるのが、決して池田伸康コーチの声だけではないと思う(相変わらず彼の声が一番大きく聞こえるのは間違いないが)。
この感覚が合っているのか、気のせいなのか。合っているとしたら何が背景なのか。そして今後どう影響してくるのか。それはこれからわかってくるだろう。
ただ間違いなく言えること。
活気のある練習は、取材していても楽しい。
(文:清尾 淳)