#864
三度
4月8日、北京国安戦のMDPに「ACL予選突破へ首の皮一枚残した状態」と書かなくてよかった。それより薄くなっても、まだつながっている状態を何と言えばいいか、わからないから。
実際、ホーム北京戦の前は、とにかく勝って3連勝の第一歩とすることしか考えていなかったので、引き分け以下ならどうなるか、ということはシミュレーションしてみようとも思わなかった。もともと、それほど得意ではないし。
試合が終わって記者席に戻り、誰かが「もう1試合どうなりましたかね」と聞くのでホームページを見たら水原がブリスベンに3-1で勝ったようだった。
「水原が勝ったんなら、レッズが次(21日)の水原戦に2点差で勝てば、最後まで残りますね」
ちょっと待って、ちょっと待って。勝点7で可能性があるだと!
よく考えてみたら、いくら不得意だと言っても、これくらいはわかった。
もし、8日にブリスベンが勝つか引き分けるかしていたら、21日の第5節でブリスベンが勝点8以上になる可能性があるから、第5節でレッズが水原に勝っても、それだけでは第6節に望みをつなげない。しかし、第4節でブリスベンが負けたということは、第5節で北京に勝っても勝点7止まり。
つまり、21日の水原戦でレッズが勝って勝点を4に伸ばし、さらに2点差をつければ、勝点が並んだ場合の優劣を決める当該チーム間の得失点差でレッズが上になるから、もう1試合の北京-ブリスベン戦の結果がどうあろうと、予選突破チームが全部決まるのは第6節まで持ち越されるのだ。
北京-ブリスベンがどういう結果になった方がいいのか。それによって、第6節がどうなるのか。それも落ち着いて考えれば、わかるのだが、そんな自分の手の届かないところに思いを馳せるのは、とりあえず止め。21日が終わってから考える。
今は、消化試合号にならなかった4月21日のMDP469号をいかにモチベーション高くするか左手で準備しながら、その前にある横浜FM戦のMDP468号を作っている。右脚では25日の名古屋戦MDPの準備もやっている。
北京戦、後半の攻撃を前半からできていなかったのか、あるいは後半の波状攻撃の中でもう1点取れなかったのか。そういう思いもなくはない。
だが、それよりも今は、3戦無失点の北京から1点を奪い、勝点1をもぎ取ってくれたチームに感謝している。そして水原と対戦するときは、堂々Jリーグの首位チームとして迎え撃つために、明後日の川崎F戦、その後の横浜FM戦に連勝してくれることを祈っている。
仏の顔も三度まで、と言う。
北京で負けたとき、3連敗では無理だと言っていたのが、実はまだ可能性があった。
もう3連勝するしかない、と思っていたのが埼スタで北京に引き分けた後も、実はまだ可能性があった。
サッカーの神様がいるなら、よほどレッズに好意を持っているか、なぶっているか、どっちかだ。だがサッカーの神様は三度目も勝てなかったら許してはくれない。
三度目の正直、とも言う。次はボールをゴールに押し込んでくれ。
EXTRA
わがOSCの名前は「Fu☆Junステッカーズ」に決定しました。現在のところ総勢18人になっています。さらに参加者募集中です。興味のある方は、hag03546@nifty.comへどうぞ。
(2015年4月10日)