Weps うち明け話 文:清尾 淳

#943

12月13日(水)

 23時にホテル到着。帰国の準備をして風呂に入り、24時過ぎにベッドに入る。眠いはずなのに、試合後の興奮のせいか、寝過ごしてはいけないという緊張のせいなのか、ほとんど眠れず目をつぶったまま約3時間が経過し、出発時間に。チェックアウトし、3時30分にタクシーに乗る。
 エミレーツタウンオフィスに到着してびっくり。かなり大勢の人がいて、バスに自分で荷物を入れている。係員や運転手が何かを仕切っている様子は見られない。バスの中にいるのかと乗車してみるが、それらしい人はおらず席は7割方埋まっている。車内にも荷物置き場があり、僕のバッグはそこに置くのがちょうど良い大きさなので、予約はあるんだから乗っちゃえ、と荷物をそこに置いて空いた席に座る。絶対にあの人数は乗れないよな。バスは1台しか見当たらなかったし、と考えていると運転手らしき人がリストを片手に乗客をチェックし始めた。けっこうゆっくりで、全員が終わり出発したのは4時20分。いつのまにかもう1台バスが現れていた。それなら納得だが、このバスに荷物を積んだ人の多くがここに乗っていないのは確実だ。まあ、到着してから確保できれば問題ないか。

 ドバイ空港にはクラブスタッフがすでに到着していた。チーム、クラブと同じ便だったのか。レッズは荷物が多いのでチェックインカウンターを別に開けてもらったらしく、僕は「正規の」カウンターを探す。けっこう、というよりかなり混んでいる。さすが国際ハブ空港。90分前までという荷物預けがほぼギリギリになったが間に合い、土産物を買う余裕もあった。
 ドバイ発午前8時35分のエミレーツ便に乗るのに、アブダブ発4時のシャトルバスを利用すればちょうど良い。ただオンラインチェックインができるならしておいた方がいいだろう。僕が並んだのはオンラインチェックインが済んでいる人のレーンだったから。これが何の参考になるのかわからないが。

 時差ボケ解消に備えて飛行機の中ではほとんど寝ず、仕事か読書にあてた。時間で言うとずっと日中を飛んでいるのだから、おかしくはない。ほぼ予定どおりの22時45分に羽田空港到着。寒い。寒すぎる。しかし荷物のピックアップに約1時間かかり、税関を抜け、ほとんど使えなかったモバイルWi-Fiを返却し、とすべて駆け足で23時55分の最終電車に乗ると汗ばんだ。
 午前1時20分、車を置いてある北浦和の事務所に到着。明日からの活動に備えて溜まったFAXや郵便物、持ち帰った荷物を整理して2時半ごろ終了。

 お帰り、自分。明日(もう今日だが)からも暇ではないぞ。
 そうか。今年は十二日町、終わっちゃったな。自分なりの年末の風物詩が1つ味わえない年になった。

(2017年12月18日)

  • BACK
 
ページトップへ