Weps うち明け話 文:清尾 淳

#946

やっと始動

 運が良かった、というべきなのだろう。
 ふだん、一次キャンプにはあまり行かないのだが、今回は堀監督が始動から指揮を執る初めてのシーズンでもあり、後半ぐらいには行こうと思っていたら、1月23日(きょう)に練習試合がありそうだ、と聞いて、それに合わせようと決めていた。
 飛行機を予約する時点では練習試合の詳細は未定だったが、朝の10時からということはないだろうから(何となく)、23日の朝イチの便でちょうど間に合うと思っていた。しかし、一次キャンプ地が昨年の二次キャンプ地、金武町だと聞いて、22日の出発にした。去年、金武町での二次キャンプに来たときお世話になった、ペンションの居心地が良かったので1日多く泊まりたかったからだ。
 だとしたら、もしかして午前中の練習に間に合うかもしれない、朝イチの便がいい。

 てなわけで、昨日の朝6時40分羽田発の飛行機で沖縄に来た。那覇空港に着いたとき、ロビーに「これから羽田に向かう便は着陸できない可能性があります」というアナウンスが流れていたから、逆に午後に羽田を出る便は飛べない可能性があるということだろう。
 こっち(沖縄)は、浦和の人たちに申し訳ないくらい暖かかったが、浦和では夕方には雪が積もり始めており、夜にもらった写真では数年前に経験した「大雪」(関東では)並みだった。
 今日、羽田から沖縄に来る飛行機は飛んでいるみたいだが、そこまでのアクセスがけっこうイレギュラーのようで、22日の(朝イチでなくても良かったが)午前便にして大正解だった。

 今日は12時から沖縄SVとの練習試合。試合時間など詳細は聞いていないが、昨日の練習を見れば何人か回避する選手がいそうだが、とにかく2018年の、というより新生レッズかつ純正・堀レッズ初めての対外試合なので楽しみだ。昨日の紅白戦では、荻原拓也の良いクロス(左足)を何本も上げていたのと、長澤のうまいタイミングの反転シュート(ゴール)が印象的だった。

 いつも感じるのは、レッズがキャンプに行って浦和にいない時期の自分は、年間最高のノンビリムードに浸っているということだ。ありがたいことにオフの間にも仕事はあるし、それをこなすには絶好の機会だと思えるのだが、実は能率がイマイチ上がらない。逆にシーズン中は、MDPの製作に追われていて他の仕事をする時間はあまりないのだが、本業をこなすスピードが他のことにも影響しているのか、能率は良かったりする。
 昨日、久しぶりに選手たちの練習を見て、正月明けに入った「仮スイッチ」がしっかり「ON」になった気がした。
 ということで今日から本格的に頑張ります。

EXTRA
 最後の一文で、実は清尾の遅い仕事にイライラしていたみなさんへの言い訳を書いていたのか、と気が付いた。

(2018年1月23日)

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